今回は「ITエンジニアは資格取得することで昇進が有利になる?」について、新社会人となったサモエド君の実体験談から考察していきたいと思います。
新社会人になったサモエド君は、資格不合格で苦い思いをする
サモエド君は無事就活を終えて某企業に入社します。新人研修を終えてサモエド君はネットワークエンジニアとして現場配属されました。
配属現場ではメンバー全員が資格取得を必須として、自分が取得する資格を宣言するように言われました。サモエド君が就職した会社では昇格に応用情報技術者を取得する必要があるため、いやいやながら応用情報技術者を取得しますと宣言しました。
資格取得を宣言したももの勉強が苦手なサモエド君は日々の業務に追われる中で苦手な勉強に集中することができずに応用情報技術者を受験してしまいます。
試験結果は当然ですが不合格・・・
午後試験どころか午前試験も落ちてしまい上司からは、午前試験まで落ちるなんでありえないだろと笑われてしまいました。サモエド君は就活の時に基本情報技術者を保有してないことで人事担当者からお叱りを受けましたが、今回は応用情報技術者に不合格となったことで上司から笑われる経験をしてしまいます。
それもそのはずです。
サモエド君が所属しているチームは、メンバーの半数以上がCCNPやネットワークスペシャリストを保有しており応用情報技術者を取得できないということはチームのレベルから大きく下回っているからです。
ここでも資格が原因でサモエド君はマイナス感情を抱いてしまいました。
新社会人になったサモエド君は資格について何を学んだのか
IT業界では特定の資格保有を昇格条件とする企業があったり、資格手当に対して十分な手当を出すことで優秀な人材を確保したり自社人材の能力向上を図る傾向があります。そのため資格を保有することや資格取得のための勉強は非常に重要となる場合があります。
注意:資格保有よりも現場の知識スキルを重視されるエンジニアや企業もあるため自分が就職したい会社が資格を重視しているか事前に確認するとより目標を立てやすくなります。
IT業界に就職した新卒が取得したい資格
応用情報技術者とは
日本の国家資格の一つで基本情報技術者の1つ上の難易度の資格です。年2回春秋に受験が可能な資格で基本情報技術者よりも難易度が高い資格で合格率は20%程度となっております。サモエド君の就職した会社のように昇格条件になっていたり資格手当(一時金や毎月の資格手当)として報奨金がある場合があるた保有していると有利になる可能性があります。