今回は「ITエンジニア未経験者は資格取得することで就職が有利になる?」についてサモエド君の実体験談から考察していきたいと思います。
資格未保有のサモエド君が就活した結果、苦い経験をすることになった
サモエド君が就活をしていたのは20XX年です。その当時大学では情報系を専攻していました。大学4年の4月に就活が解禁し学内説明会が開催されていたため、サモエド君も意気揚々と学内説明会に参加しました。
学内説明会では多くの企業が説明会に来ており、サモエド君が知らない企業から、誰もが知る有名企業までたくさんの企業が来ていました。
その中でとある企業の説明会に参加したときのことです。
人事担当者が会社説明会でこんな事を学生に質問しました。
【基本情報技術者を保有してますか?】
予想はつくと思いますが、サモエド君は資格を保有しておりません。
会社説明会ではサモエド君を含め5名が参加しておりました。
人事担当者は一人ひとり丁寧に資格保有の有無を確認していきます。
【1人目】基本情報技術者を保有しております!
【2人目」基本情報技術者を保有しております!!
【3人目】基本情報技術者を保有しております!!!
【4人目】基本情報技術者及び、応用情報技術者を保有しております!!
人事の方は応用情報技術者を保有してる学生さんに非常に関心しており、基本情報技術者を保有している方々も含め採用選考に使用するため、学生の名前を控えております。
最後にサモエド君です。
5人目(サモエド君)】き、きほん情報技術者は保有しておりません。と素直に答えました。
その返事を聞いた人事担当者はサモエド君に対して今まで何をやっていたのか、努力が足りないとその場でお叱りをしました。
初めての会社説明会で採用担当者から怒られてしまった、サモエド君は社会の厳しさを知りました。
この時点で就活を辞めたくなったサモエド君・・・・
大学時代に少しでも資格取得に向けて学習しておきべきだったと後悔しましたが、既に就活は解禁しており、ほかの就活生が大学時代資格取得に向けて努力していたことで就活解禁時点で大きくアドバンテージを取られていたのです。
結局その企業には応募する勇気もなく、最初の企業説明会で出鼻をくじかれたことから、就活では多くの企業に応募や面接をしてもサモエド君ような資格を持っていない無能なやつはいらないと多くの企業から言われているように感じてしまう負のループになってしまいました。(サモエド君の被害妄想です)
サモエド君は就職活動前に資格取得をするべきだった
就活は長期間にわたって様々な企業と接するため、多くの大人達や会社からこれまでの自分について評価を受けることになります。
その評価軸のヒトツとして【資格】は、社会人や企業を含め他者が定量的に評価することができる一種のステータスとなることを学びました。結局社会人なってからも資格取得をろくにしてなかったため同じようなことで複数回後悔するときがきます。。。。
今回は就活という視点から資格取得の意味について考察してみました。
長く一緒にいる方であればその方の能力を把握することができますが、採用では就活生がどの程度の能力があるのかを定量的に評価することが非常に困難となります。
就活では資格という分かりやすい評価項目があることで、内定につなげることができるチャンスを増やすことができるため、資格取得は意味があると言えるかもしれません。
IT業界で働きたい新卒が取得すべき資格
基本情報技術者とは
日本の国家資格の一つでエンジニアが登竜門として取得するメジャーな資格の一つです。 以前は年2回の試験となっておりましたが、2023年より、CBT(コンピュータ試験)方式に変更されたため通年で受験が可能です。合格率は40%程度となっています。
開発・インフラ問わずIT業界で働く人が最初に受ける資格として有名な資格です。
応用情報技術者とは
日本の国家資格の一つで基本情報技術者の1つ上の難易度の資格です。
年2回春秋に受験が可能な資格で基本情報技術者よりも難易度が高い資格で合格率は20%程度となっています。