今回は、ネットワークエンジニアを目指す方、またはIT業界での基礎力を高めたい方向けにおすすめする国家資格「基本情報技術者試験」について紹介します。
基本情報技術者試験とは?
基本情報技術者試験(FE:Fundamental Information Technology Engineer Examination)は、IPA(情報処理推進機構)が主催する国家試験で、ITエンジニアの登竜門とされる資格です。
IT全般の基礎知識(ハードウェア、ネットワーク、アルゴリズム、セキュリティ、プログラミングなど)を幅広くカバーしており、IT職に携わる全ての人に推奨される内容になっています。
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難易度と合格率
- 項目 内容
- 難易度 ★★☆☆☆(やや簡単〜普通)
- 合格率 約25〜30%前後(年度により変動)
- 合格ライン 午前・午後ともに60%以上
- 対策期間目安 2〜3ヶ月(未経験者)/1〜1.5ヶ月(経験者)
「IT初心者でも対策すれば十分合格可能」なレベルで、特に文系出身でもチャレンジしやすい試験として人気があります。
試験概要
- 項目 内容
- 試験区分 国家資格(情報処理技術者試験の一区分)
- 実施機関 IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)
- 試験方式 CBT方式(全国のテストセンターで実施)
- 試験時間 午前90分/午後90分(合計180分)
- 出題形式 選択式(マークシート)
- 試験日 通年実施(予約制)
- 試験料 7,500円(税込)
どんな人におすすめ?
- 文系出身でエンジニアを目指したい方
- プログラミング・ネットワーク・セキュリティなど幅広く基礎を学びたい方
- 国家資格を1つでも取得しておきたい方
ネットワークエンジニア志望の方も、基本的なコンピュータ知識やネットワーク基礎が問われるため、「基本情報」を取得しておくとその後の学習がスムーズになります。
なお、ネットワークエンジニア志望の方はCCNA取得を最優先することをオススメします。既にCCNAを取得済みの方やエンジニアの方向性に迷っている方は基本情報技術者資格の取得を優先しても問題ありません。
取得後のキャリアへの影響
基本情報技術者を取得しておくと…
新卒学生の場合、IT企業の書類選考通過率が上がる
ネットワーク、セキュリティ、開発いずれの道に進んでも土台になる
特に、高度情報処理技術者試験を目指す前のステップとして非常に有効です。
勉強方法とおすすめ教材
未経験者は、まずは全体像をつかむことが大切です。以下の教材が人気です:
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最後に:ネットワークエンジニアを目指すなら取って損なし
「基本情報技術者」は単なる登竜門ではなく、今後のキャリア構築をする上で、土台になる資格となります。
未経験からネットワークエンジニア、クラウドエンジニアを目指す方にも、自信を持っておすすめできる資格です。